前回のブログの冒頭に書いた事を深掘りしたいと思います。
背鰭が白いコリドラスと言えば、主にプルス河産となります。以下にまとめて紹介します。

所謂、並コリになりますが、シュワルツィが安価でポピュラーな種類です。あまり大きく育たないのが特徴です。最近あまり入荷がないです。

スーパー・シュワルツィは、シュワルツィをより大きくした大型な種類です。人気もありラインが綺麗に並ぶ個体と背鰭が伸長する個体が珍重されます。

セミロングノーズ・スーパー・シュワルツィは、吻部がやや長くなるタイプです。スーパー・シュワルツィとスーパー・プルケールのハイブリッドの説がありましたが、それは間違いのようです。

ウルトラ・シュワルツィは、ラインがスポット状になるタイプです。

セミロングノーズ・ウルトラ・シュワルツィは、同様の模様で、吻部がやや長くなるタイプです。

スーパー・プルケールは、シュワルツィに似た雰囲気ですが、ジャンクション上にラインを有しており、1本ラインが珍重されます。基本的に3本ラインのように見えがちな個体が多いですね。背鰭が伸長するのが特徴です。何故かセミロングノーズしか存在してません。

ウルトラ・プルケールは、ラインがスポット状になるタイプです。

シュード・ロブスタスとかスーパー・プルスと言う販売名で売られるタイプで、ロブスタスに似てるけど、なんか違う中途半端な位置付けの種類です。こう言う種類なのかハイブリッドなのか?一体何者なのでしょう??

ホワイトフィンです。昔は、プルケールとされていたそうですが、後にプルケールとされる種類が現れた為、ホワイトフィンと改名されました。見た目は、スーパー・プルケールに似てて、これはこれで、良いコリドラスです。プルケールにスーパーが付くのは、ホワイトフィンがプルケールと呼ばれてた頃に、差別化する為だったようですね。

ロブスタスは、非常に大型になる種類で、風格があり格好良く、人気があります。背中に仄かに見受けられるラインと尾の付け根から下に伸びる黒いラインも特徴です。もっとアーチライン状になれば、それはもうロブアークとなりますね。
同じプルス河に生息する種類がスーパー・アークアータスです。


同じ生息地なので、スーパー・アークアータスと他種が間違って交じってしまう事があり、その中でも奇跡とされるのが、ロブアークとなりますね。文字通りスーパー・アークアータスとロブスタスのハイブリッドとなりますので、両者の特徴が現れて来る訳ですね。アーチ状の模様と胴体にロブスタスっぽさの模様があり、背鰭が白いのが特徴ですね。ジャンクション上にラインが残る事で、圧倒的な存在感となります。体型も両者の中間的になりますね。

台湾のお友達から頂いたロブアークの写真となりますが、とても風変わりな模様の持ち主で個性的です。しっかりジャンクション上にライン模様も有しておりますね。
何が言いたいかと言えば、背鰭が白いコリドラスは、ロブスタスだけではないので、スーパー・アークアータスとロブスタスが交じる以外の組み合わせも存在しても不思議ではないと思います。過去にプルアークと言うハイブリッドを肉眼で拝見した事もあります。ロブアークとして売る方が高く売れるので、売る側は儲かるでしょうけど、ロブスタスが片親ではない可能性が少なからず見受けられれば、それをロブアークとするのは、間違った判断ではないでしょうか?支配人には、あのロブアークは、シュワアークに思えて仕方ありません。

因みに、スーパー・アークアータスが片親なハイブリッドには、ロングノーズ・エヴェリナエも居ますね。コロンビア産の場合、片親がレオパルダス、ペルー産の場合、スポット・メガメタエの説もありますね。広義で言えば、ロブアーク以外は、皆ロングノーズ・エヴェリナエでも通用するんじゃないですかね?
読んで頂きありがとうございます。次回の更新は、6月30日となります。
巷では、7月5日に巨大津波が押し寄せて来ると予言されてますので、次回のブログが、最後になるかも知れませんね???